ヘタの横笛

「保育園児との生活リズム」から「幼児園児との生活リズム」への変化にやっと慣れました
それなのに早くも始まるのが「夏休み」です
果たして無事に秋を迎えられるでしょうか…(弱気)

●ヘタの横笛top  ●つっこも〜かな

 7月31日 無気力状態
 精神的に、限界近くにいる。呼吸が浅い。笛を吹かなくても自覚できるぐらい、浅い。腹で吸えない。でも、肩も上下に動かない。オカリナや篠笛を構えても、多分、両手の指で支えきれない。持ってから自覚していた頃と比べて、笛の安全を予想できるようになっただけ、まだマシかもしれない。
 7月29〜30日 DVDつきの教本
 オカリナはタンギングで音色をはっきりとさせる。篠笛はタンギングではなく、打ち指なる技術を使うので、祭囃子の「ぴ〜ひゃらら」という独特な音色になるらしい。皮肉なことに、中学時代の私はタンギングができなくて、音楽の先生に何度も何度も注意されたし、今の私は無意識のうちにタンギングをしてしまう。オカリナを吹いている時は良いけれど、篠笛では「ぷっぴ〜(『ぷっ』は短く軽く)」となり、1音1音がバラバラな感じになってしまう。同じ曲でも、オカリナではタンギングをしないと下手に聞こえるし、篠笛ではタンギングをすると下手に聞こえるから、とても不思議。どうせなら両方とも上手になりたいから、篠笛の演奏を解説するDVDが付録の入門書を1冊買ってみようと思う。言葉ではなく、動きとして打ち指の仕方を知りたいから。
 7月27〜28日 なるほど…!
 旅先へは、オカリナも篠笛も持って行かなかった。結局のところ、他人様に聴かれて平気でいられる自信が無いから。けれど、亡きリーダーさんが山へ尺八を持っていき、渡る風に合わせて楽しんでいた時のお気持ちを、漠然とであれ得心した。峰や尾根、渓谷を渡る風は、常に変化し続ける。一瞬とて、同じ流れは無い。だからこそ、心地よい。風を受けながら自分の息吹を溶かしてみると、心の中にあるものすべても解かれるみたいで、もっと清々しい気持ちになれる。息吹を音色に替えられるのなら、いっそう自分自身が自然と一体になる感覚を味わえるに違いない。海を好む人達も、一つとして同じ波が無いと言う。体中でその波を楽しむように、笛を嗜む者は風を楽しむ。そういうことだと思う。私はまだ未熟すぎて適わないけれど、リーダーさんはきっと自然そのものにとても好かれていたに違いない。「吹道 〜風の軍刀利〜」を思い出しながら、悔しいとか恥ずかしいとかの気持ちは不思議と抱かなかった。ただただ、笛を吹くことを知っている自分自身を、素直にさらけ出していた気がする。
 7月26日 いいんだ、もう、ヘタで。
 息子が眠ってからでは練習できないので、昼間、練習することにしてみた。が、トイレの調子が悪いため、実父が水道工事を依頼し、作業員氏と二人で、日中、ずーっと作業…。いつ終わるか見通しが立たなくて、イライラしかけた。そこで、「イライラするぐらいなら、無視して練習してやるぅっ!」と開き直り、篠笛の音出しと低音3つの運指の練習と、オカリナの初心者向けの童謡をゆっくりと練習し始めた。途中で、トイレのほうから作業員氏の「お宅から聞こえるんかね?」という言葉と、実父の「ほぉや、娘やわ」という言葉が聞こえた。それっきり、また作業の話になったみたいだから、二人して何を思っていたかは、想像に容易い。そうして、少しムッとした気分で思ったことが、今日のタイトルの言葉。
 7月25日 帰宅は早いほうがいいけど
 日中、息子と実父の顔色を窺いながら、何とか眠りこけないように過ごすだけで精一杯だったので、夜が更けたら少しだけでも練習しようと思っていた。が、予想よりも、息子は遅くまで起きていて、旦那は早く帰宅した。…旦那は、夕方過ぎたら笛の練習をすると、いや〜な顔をする。よって、「あ〜あ…(断念)」。
 7月19〜24日 フルート→ピッコロ→龍笛→篳篥→オカリナ→篠笛
 篠笛、それもちゃんと女竹のものを、購入!! めっちゃ嬉しい。が、しばらく離れていた吹き方なので、すぐには勘が戻らず、音が「すか〜…っ」てな感じで出なかった。23日現在までに何度か挑戦し、「すぅぷふーっ」てな感じの、少し擦れるけれど音として聞ける程度になってきた。すっごく嬉しい。さらに嬉しいことに、篠笛を練習した直後に、オカリナも練習することが習慣になりつつある。実母に、「あんたは中学以前からフルートやっとったけど、その竹の笛は何番目ぐらいに難しいの?」と訊かれた。ちなみに、フルートを初めて手にしたのは小学6年頃。音は出たけど譜面を読めずにお蔵入り。中学1年の時にブラスバンド部に入ったので、お蔵入りを出してきて部活に参加。多少は譜面の記号を覚えたけれど、原曲を聴かないと理解できないままだった。ただ、腹式呼吸と好奇心は人並みより少し上だったので、3年になる頃からピッコロも吹くようになり、金管とも木管とも違う吹き方のほうが、リコーダーなどよりも得意になっていた。で、高校に入る少し前から、雅楽にも横笛があると知り、龍笛に憧れた。図書館などで調べていくうちに、篳篥(ひちりき)という、龍笛よりも小さな楽器もあると知り、憧れは広がった。その後、テレビなどで宮内庁御用達の演奏家が話題になった頃、篳篥の音色や仕組みを知り、面倒になったので、手入れの楽で入手しやすいオカリナへと興味が移り、練習しているうちにどんどん好きになり、この「ヘタの横笛」を書き始めた。でも、相変わらず楽譜は読めず、吹ける曲数が急速に増えるわけでもなく、練習は休みがちになっていった。そんな頃、「ZAN」を知り、篠笛という楽器を軽んじていた自分を恥じ、オカリナを集めることをやめ、こっそり練習する時間を割く日が増えた。そうして今週、とうとう篠笛を購入したわけだから、まだまだどれが難しいかなんて語れるはずもないし、私ごときが優劣をつける真似すらおこがましい。敢えて言うなら、「楽譜が一番難しい」だろう。それと、「どの楽器も個性があってすっごく楽しい」。これ、本音。上達できると、もっともっと楽しくなる。それは中学の頃から知っている。
 7月12〜18日 悩むぐらいなら買う!
 以前にも増して、篠笛や龍笛、高麗笛のことを調べたり、価格帯や品質、専門用語などを記載したサイトを巡回している。それだけ「欲しい」という気持ちが大きくなったわけだ。幸い、入門書もプラスチック製の笛も、安価で入手できる。篠笛の長さや穴の数についても、調べて「ドレミ調(唄用)の八本調子(C調)で七穴」というのが初心者には吹きやすいと判った。陶器の笛であるオカリナだと、旅先に持っていくことは少しだけ勇気がいる。けれど、プラスチックの笛なら、気楽だ。生憎、手持ちのプラスチック製のオカリナは低音のシとラが出ない。プラスチック製の篠笛は、呼気の加減次第で最高3オクターブまで音域が広がるらしい。しかも、携帯しやすい小さな篠笛(プラスチック製)を売っている店も見つけた。知っている童謡がたくさん掲載されている入門書も見つけた。ここまで順調に判明してきたってことは、笛の神様に許されたってことだろうと、勝手に判断した。もう悩みたくない。オカリナだって練習し続けるつもりだ。何も諦めたくないから。私という人間は、こういう方針で生きてきたはず。だから、挑む。
 7月11日 かじったこと、あります♪
 精神科医から報道番組をあまり見ないようにと言われているし、息子が楽しみにしているしで、夕方はNHKの教育テレビをほぼ毎日観ている。その流れで、19時直前に「みんなのうた」を観ることが、当然だが増えた。息子の春のお気に入りは「ねっこくん」、初夏のお気に入りは「MOTTAINAI!」、そして今は「おしりかじり虫」。まぁ、現実には、息子よりも私が気に入っているのだが。というのも、息子は「おっぱい星人」で、私が「お尻(綺麗なお姉さんと息子限定)星人」だから。湯上がりの息子の尻を少し持ち上げ、どれぐらいぷるるんとなるかで、肉付きを実感するという、あまり見かけられないだろうタイプの親だけに、初めて「おしりかじり虫」を聴いた時、「仲間がいるぅっ!」と密かに歓喜した。今日も、たまたま実家の留守番を頼まれて聴くことができ、早々に寝入ってしまった息子とテレビ画面を交互に眺めつつ、鼻歌。ただねぇ、「都会のお尻は苦かった〜」というところだけ、ほんの少し不満。苦いのは「都会のお尻」じゃなくて、「ネガティブ思考で他人に八つ当たりする野郎のケツ」。かじって確かめたことはないけど、かじり心地の良かった息子のお尻と全然違うのだよ、漂う気配が。…あれ? もしかして、私って、「真性変態」…?
 7月10日 サビだけかよ!
 息子が、「トトロ」のテーマソングを幼児園で習って、とても気に入ったらしい。「きいて、きいて!」に続き、「♪となりの、トット〜ロ、トット〜ロ」だけを繰り返す。宮崎駿監督の映画は、一度は観るけれど歌を覚えるほどのめり込まないため、楽譜はあるけれど吹けないし歌えない。息子がちゃんと全部歌えるようになってくれたら、改めて楽譜を開いてオカリナで吹いてみようと決めた。それまでは、「トトロ」と「トロロ」を故意に混ぜて歌うので、「違うだろ!?」とツッコミを入れる練習をしなくてはならないようだ。まったく、吉本新喜劇じゃないってぇの。
 7月7〜9日 資格とかやる気とか考えなくてもいいじゃない
 7日はZAN結成記念日。土曜日にあたるのは数年に一度だから、行けば良かった、と思わなかったと言えば嘘になる。前もって「インストゥルメンタル・オンリー」と予告されていたけれど、それで充分すぎる。ZANの音楽は、和楽器と艶やかなボーカルがすべて。リーダーさんが亡くなられてからは、ステージ上の和楽器の密度が激変し、コミさんの歌声も慎さんの弦も、少し淋しそうだった。和楽器のファジーな性質上、誰かが代わりに吹けばいいというものでは、決してない。だから、前もって録音しておいたものに合わせてステージをこなすのも、仕方がない。ただ、その録音が多すぎると、自然と淋しさが増すというだけのこと。コミさんの歌を聴きたい、という気持ちも本物。リーダーさんの代役は何人いても足りない、という感触も本物。楽器、演奏者、技術のどれか1つでも変化すれば、音色が変わってしまうのが、和楽器の魅力であり、代役で済ませられない原因。勿論、代役で立たれた方の演奏も、魅力的で凄い。その方が自分のために磨き上げた成果と呼ぶに相応しい凄みがあり、それ故にリーダーさんの発した凄みとは異なるから「代役」にはなれない、というわけだ。8日、9日と、少し7日の淋しさを引き摺りながら、車中で「ボウケンジャー」のサントラに合わせて鼻歌を歌っていた。そんな私を息子は、「はずかしくないよ、いっしょにうたいたい」と言ってくれた。学生時代とは比べ物にならないほど、今の私は音感も腹筋も使い物にならない。オカリナを究めることも見込めないし、相変わらず楽譜を読むこともできない。それでも、入門用の合成樹脂でできた篠笛だけでも欲しいとか、尺八の吹き方を調べてみたいとか、図々しい欲望は次々に湧いてくる。これまでは「どうせ中途半端にしかならないんだから、本格的に学んでらっしゃる方々に失礼だろうが」と、自分に言い聞かせてきた。でも、本当に「失礼」なんだろうか? ZANのメンバー諸氏は、結成当時から「和楽器で世界の天辺を目指す!」と決意されている。この夏、実際、全米でCDデビューを果たされる。収録曲は、7日のライブと同じく、インストゥルメンタルのみだとか。和楽器で世界に挑むということは、世界中に和楽器の存在、魅力、興味、凄みを広め、それらのベクトルを「ZAN」に向けさせるということではないだろうか。だとすれば、「中途半端にしかならない」という理由で「和楽器への興味」の入り口を閉ざしている現状のほうが、メンバー諸氏に対して失礼ではなかろうか。音楽は、誰かに強要されたり、絶対に一定レベルに到達しなくてはならないという義務があったり、聴衆がいなくてはいけなかったりは、しないものだ。「冒険は、誰かのためにするものじゃない。ましてや、学校で勉強してできるようになるわけでもない」という、「ボウケンジャー」のある回のチーフの台詞を思い出す。「音楽だって、文筆業だって、自分の心が求めるから、自分だけのスタイルへと磨き上げるために、努力すればいい」と、いつか私もカッコよく言える日が来るだろうか…。
 7月6日 明日か…
 明日は、数年に一度の「土曜の記念日」。東京までは、電車を乗り継いで約3時間。会場までの時間も含めても、4時間弱。子供じゃないから、行こうと思えば行ける(道に迷うけれど)。行けば、目には見えなくても、神様的超人から本物の神仏の側に向かわれたあの人が、同じ場所に戻ってきている姿を心で感じることができるだろう。多分、少し泣いてから、二人になっても天辺を目指すメンバー諸氏と一緒に応援している人達とで、盛り上がれるに違いない。それはとても楽しみだし、「出張みたいなもの」と偽ろうとして京都へ遊びに行った旦那か、事情を知っている実母に全部押し付けて上京することも可能だろう。でも、行けないし、行かない。行きたいけれど、息子の気持ちが微妙に揺れていると知っているから行けないし、未だに会場で泣きだしたら戻られるだろう故人とこれからも頑張り続けていくお二人にも失礼だから、泣かない自信がつくまで行かない。代わりに、日付が変わると同時に「お誕生日おめでとう!」書き込みを、オフィシャルサイトの掲示板に入力しよう。せめてもの応援のつもりで、気合いを入れて。
 7月3〜5日 元気な歌声
 偶然でしかないのだけれど、また息子の幼児園での様子を見る機会に恵まれた。春は、そわそわしてばかりで姿勢良くしていられず、誰が話していても「おーべーか!」などと的外れなツッコミを入れ、独りで勝手に笑っていた。それと比べたら、まだ気になる点はあれども、よく躾けてもらえたものだと驚いた。それに、保育園の時には「がなり声」を「元気な声」と信じ込んでいたのに、「大きな声」と「がなり声」と「元気な声」とが少しだけ区別できるようになってきたらしい。さすが、成長期。負けそうだな…。
 7月1〜2日 …やっぱり…?
 梅雨だから雨が降るのは当たり前、と思っているのだけれど、やはり私が気持ち良く歌っていると、一度やんだ雨がまた降り出したり、その上に土砂降りを超えた豪雨になったり、突発的な雷が発生したり、するらしい。息子が乗っていたり独りの車中で「ボウケンジャー」と「マジレンジャー」の挿入曲(歌詞付)のCDを聴きながら歌っていたら、まさにその通りになったものだから、息子に「ママはうたったらダメ!」と「!」付きで言われた。先月下旬には、旦那の勤務先の出先工場で、雷雨によるハードトラブルがあったらしく、「気持ち良く歌ったら、また大雨になってきて、ビックリしたの」と言ったら、「(元凶は)おまえかぁっ!!」と「っ!!」付きで言われたし…。空梅雨は困るんだし、単なる偶然だし(回数多すぎるけど)、気持ち良く歌うぐらい、赦されてもいいと思うんだけどなぁ…。

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