大阪ヒートビートの9月の公演予定チラシから (c)Heat Beat

1999-09-22

難波弘之(keyboards)、五十嵐久勝(vocals)、松本慎二(bass)、下田武男(drums)、手島いさむ(guitar)

ゲスト:足立"YOU"祐二

 

演奏曲目は後日紹介します。

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9月22日(火)にライブなので翌日がお休み(秋分の日)です。思う存分楽しんで下さい。遠征組もぜひ来て下さいって事なのかな?

僕は有給休暇をとって早めに職場を出てヒートビートに向かいました。ヒートビートって何回か行った事があるのですが判りにくい場所ですね。ヒートビートのホームページからプリントした地図を片手に地下街を歩いて開場の6時前にヒートビートに着きました。

今日はいったいどんな具合かな? スタンディングってことはないでしょう。椅子は出ているでしょう。まさか机は出てないでしょうが、、、、。

会場前には既に20〜30人ぐらいの人が待っていました。列の前の方にはヒラヒラした服を着たおしゃれな女性が数人いました。アンジーさんのファンでしょうか。20年ぐらい前にノヴェラが活動していた頃のファンの女性に圧倒された想い出もあり、思わず遠巻きに眺めてしまいました(汗)。

ほどなく開場となってヒートビートへ。さすがに机は出ていませんでしたが、椅子は余裕を持って並んでいました。当初は客席の1/3も埋まっておらず、ちょっと心配でした。平日の6時開場ではしかたないのでしょう。ライブが始るまでには8割程度は席が埋まっていたと思います。

ステージに向かって左からキーボードをたくさん積んだ難波さん。次にモットさんの代わりに参加した松本さん。モットさんは骨折で入院中だとか。早く良くなるのを祈念いたします。中央前はアンジー、その後ろが下田さん、そして右端にテッシーです。

ライブは予想以上の大音量でした。しかしうるさいとか云うのではなくて、重厚な音でした。「少年の丘」でシンセベースがず〜んと鳴るところなどいかにもプログレしていました。松本さんの音はモットさんとくらべるとゴリゴリした感じです。そのせいなのか、会場のせいなのか、「夜ごとに太る女のために」のころのキャラバンになんとなく似たような気がしました。ライブ・ハウスとは音のバランスも違うのかな? 「少年の丘」でギターソロの間、難波さんがキーボードを叩いてチャカポコ云う音を出しているのが目立っていました。前からこんな演奏だったかな?「いつも青空ならば」での中間部の曲が展開する部分はいかにもプログレのコード進行にオルガンのソロが載る展開です。こういう曲作り、音作りのライブって生で聴くチャンスはそうそうないですから、まるで英国プログレのライブを生で見るような感慨があって嬉しかったです。

足立"YOU"祐二氏が加わってDead Endから3曲演奏しました。ストレートでありながら歌心のある曲です。松本さんはこういう曲は演奏し易そうに見えました。一方、難波さんは何してるのか良く判らなかったな〜。

会場の照明が凝っていて、くるくると色が変わるし、グリグリ動くし、とても奇麗でした。シンプルなライブ・ハウスで見るライブは親近感があって良いのですが、このような照明というのもライブを演出する上では良いですね。奇麗な照明といえば、'88年頃のセンス・オブ・ワンダーのライブでは照明とかに凝り過ぎて大赤字を出したとかのウワサを聞きました。こうして会場に奇麗な照明が付いているって云うのは良いですね〜。

曲は基本的には前回のツアーとほぼ同じで、ライブを重ねるごとにそれぞれの曲の演奏が良くなって来るような気がします。スタジオ・アルバムはある時期を切り取った物であって、それ以後もどんどん曲が熟成していくのでしょうか。そのような変化を体験できるのもライブの楽しみの一つだと思います。

「陽が昇るまでに」と「ロマンス・プロムナード」でのアンジーはとても格好良いです。情感込めて唄うところを見ていると目頭があつくなってきます。「ロマンス・プロムナード」で照明で浮き出しているアンジーを見てこれだけでライブを見た価値があったと思えるくらいでした。

次回のライブは2月頃を考えているとの事でした。

ところで、、、、、センス・オブ・ワンダーだったら恒例(?)の演奏ミスですが、、、。ヌーヴォでも今回はありました。「少年の丘」の終了間際に某氏がカウントを間違って、空中分解寸前になっていました。しかし、何食わぬ顔で復帰してバッチリ終了しておりました。さすがプロは違う。

[report by KEN]


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